リース取引(概論)

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。この記事ではリース取引の概要について解説します。

リース取引

リース取引は、「あるもの」の所有者である「貸手」が、「借手」に対し、「ある期間」にわたって使用する権利を与え、借手は、「使用料」を貸手に支払うという取引です。ちなみに、ここに出てきた言葉はリース取引では通常は次の言葉で言われます。

  • あるもの…リース物件
  • 貸手…レッサー(lesser)
  • 借手…レッシー(lessee)
  • ある期間…リース期間
  • 使用料…リース料

難しく感じるかもしれませんが、DVDやCDの「レンタル」と同様の取引だと考えれば分かりやすいと思います。

リース取引の分類

リース取引は大きく分けると「ファイナンス・リース取引」と「オペレーティング・リース取引」に分けられます。

ファイナンス・リース取引

リース取引は、本来は「リース」つまり「レンタル」と同じ「貸し借り」にあたります(お金を払って物を借りたり、お金を受け取って物を貸したりする取引だということです。)。

しかし、法律上は賃貸借取引(お金を支払ってモノを借りている取引)であっても実質的には売買取引(モノを購入し、代金を分割払いで支払っている取引)だと考えられる場合があります。

「モノを購入し、代金を分割払いで支払っている取引」は「資金を借り入れ、その資金でモノを購入し、借入金を分割返済している取引」と同じだと考えられるので、「モノを購入し、代金を分割払いで支払っている取引」は「資金を調達する取引」だともいえます。

このような考え方から「資金を調達する取引」とみなせるリース取引を「ファイナンス・リース取引」といいます

ファイナンス・リース取引とは、リース契約で次の2つが決まっているリース取引です(この2つを満たすことで、リース取引が「資金を借り入れ、その資金でモノを購入し、借入金を分割返済している取引」だと考えられるということです。)。

  • 中途解約ができない
  • リース物件から発生する利益と費用が借手のものである

中途解約ができない

リース契約において「リース期間の途中で解約することができない場合」とは、契約上中途解約ができない場合だけではありません(中途解約ができないことを「ノンキャンセラブル(キャンセルすることができない)」と言います。)。

たとえ契約上は解約できることになっていたとしても「解約するときにリース料の残額のほぼ全額を、違約金として支払わなければならない」といった契約になっていて、実質的に解約不能だといえるような場合も解約不能の取引に含まれます。

リース物件から発生する利益と費用が借手のものである

「リース物件から発生する利益が借手のものである」とは、リース物件が借手のものであったと仮定するならば得られると予想される経済的利益のほとんどを借手が受け取るということです。

また「リース物件から発生する費用が借手のものである」とは、リース物件の「取得原価にあたる金額」「維持管理にかかる費用」など、そのリース物件が借手のものであったならば負担すると考えられるほとんど全てのコストを借手が負担することを意味しています。

オペレーティング・リース取引

ファイナンス・リース取引だと判定されなかったリース取引がオペレーティング・リース取引となります。

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