- 電卓を使っているんだけど、間違えたときにやり直す方法が分からない……
- 電卓のC・CE・CA・CMの意味の違いが分からない
- 電卓のCとCEとCAC・CE・CA・CMをどう使い分けたらいいのか教えて!
電卓の使い方を教わることはほとんどないので、電卓のキーの意味が分からないというケースは非常に多いです。特にCとCEとCAとCMは名前も役割も似ているので使い分けが難しいです。
私は簿記通信講座を2012年から運営してきて数百名の合格者をこれまでに送り出させていただきました。私自身も電卓を使い続けていますので、電卓についてもエキスパートです。
この記事では電卓のCとCEとCAとCMの意味の違いについてお伝えします。
この記事を読めばCとCEとCAとCMをどのように使い分ければよいのかが分かります。
結論を言うと、Cはメモリー以外を消したい場合、CEは今表示されている数値を消したい場合、CAは電卓全てをリセットしたい場合、CMはメモリーに記憶させている数値を消したい場合に使います。
電卓のCE・C・CA(AC)・CM(MC)の意味の違いとは
電卓で消去(クリア)するキーには次の4つがあります。
- オールクリアキー(AC,CA)
- クリアキー(C)
- クリアエントリーキー(CE)
- メモリークリアキー(CM,MC)
オールクリアキー(AC,CA)、クリアキー(C)、クリアエントリーキー(CE)、メモリークリアキー(CM,MC)の違いをきちんと理解している人は意外と少ないです。
きちんと理解しておくと電卓をより使いこなすことができます。
オールクリアキー(AC,CA):電卓をリセットする
オールクリアキー(AC,CA)は電卓の全てをリセットするために使います。
計算を新たに始めるとき、計算が終わったときに押すクセをつけるようにしましょう。前の計算が残っていると計算ミスをしてしまいます。
クリアキー(C):メモリーに記憶されている数値以外を消す
クリアキー(C)はメモリー以外をリセットするときに使います。メモリーだけを残したい場合に使いますが、私はほとんど使いません。
私の電卓はオールクリアキーの下にあるため、オールクリアキーを押すときに一緒にガチャガチャと押して確実に電卓の全てをリセットする形で触っています。
クリアエントリーキー(CE):いま表示されている数値を消す
クリアエントリーキー(CE)は最後に入力した数字列だけを消します。今表示されている画面の数字を全て消すということです。
途中で入力を間違えたときに、クリアエントリーキー(CE)を押すことで計算を途中からやり直すことができます。
桁下げキー(→)での代用は可能です(桁下げキーは後述します)。
桁下げキー(→)かクリアエントリーキー(CE)のどちらかのボタンを使いこなさなければ、長い計算式の途中を一度間違えただけで最初の計算からやり直さなければいけなくなってしまいます。
例えば、145+348+459をする場合に459を489と押し間違えてしまった場合を考えてみましょう。
[1][4][5][+][3][4][8][+][4][8][9]と押してしまったとき、クリアエントリーキーの使い方が分からなければ、[CA]を押して最初からやり直さなければなりません。
しかし、クリアエントリーキーの使い方が分かっていれば、[1][4][5][+][3][4][8][+][4][8][9][CE][4][5][9]と入力することで、正しい答えにたどり着くことができます。
クリアエントリーキー(CE)か桁下げキー(→)のどちらかの使い方は必ず身につけるようにしてください。
メモリークリアキー(CM,MC):メモリーに記憶されている数値を消す
電卓には数値を記憶しておくことができます。その記憶している数値を消す場合に使うのがメモリークリアキー(CM,MC)です。
桁下げキー(→):最後に入力した数字を1つだけ消す
クリアエントリーキー(CE)と使い道が似ているボタンに桁下げキー(→)があります。桁下げキー(→)は最後に入力した数字を消します。
長い数字を入力しているときに途中で間違えたとき、訂正する場合に使います。
短い数字の場合はクリアエントリーキー[CE]で訂正した方が早い場合もあります。
クリアーエントリーキー(CE)と桁下げキー(→)のどちらを主に使うかは好みの問題ですが、必ずどちらかは使いこなすことができる必要があります。
【まとめ】電卓のCE・C・CA(AC)・CM(MC)の意味の違いとは
キー | 名称 | 役割 |
C | クリアキー | メモリーに記憶されている数値以外を消す |
CE | クリアエントリーキー | いま表示されている数値を消す |
CA(AC) | オールクリアキー | 電卓をリセットする |
CM(MC) | メモリークリアキー | メモリーに記憶されている数値を消す |
→ | 桁下げキー | 最後に入力した数字を1つだけ消す |
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