日商簿記検定の難易度は上がっているのか?

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。

「試験問題の難易度が上がっている」「10年前の過去問を解くと簡単だ」などといった意見が聞かれます。もし試験の難易度がどんどん上がって合格が難しくなるようなら、一刻も早く合格すべきだといえます。この点について私の考えをお伝えします。

試験の範囲は確実に広がっている

試験の範囲は確実に広がっています。過去にはなかったような論点もたくさんあります。特に簿記1級の商業簿記・会計学が大きく広がっています。その結果、昔は簿記1級の範囲だったものが簿記2級になったりもしています。

合格率は下がっていない

しかし、合格率が下がっているわけではありません。3級も2級も1級も回によるブレはありますが、合格率は上がる傾向も下がる傾向もありません。

原因は「教材が過去問を分析しているから」

試験の範囲は確実に広がり、難易度も上がっているのに合格率が下がらない原因は「市販のテキストや簿記学校のカリキュラムがきちんと過去問を分析している」からです。

簿記のテキストやカリキュラムなどを作るときには必ず過去問を分析します。そして、その教材の内容をきちんと身につければ過去問もきちんと解けるように作ります。なので、テキストやカリキュラムをしっかりと身につければ過去問はきちんと合格点が取れるはずなのです。

しかし、本番の試験問題は分析されているはずがないので、全く勉強していないものが出題されることもあります。難易度がそれほど変わらなくても難しく感じるのは当然なのです。過去問を解いて合格ラインの点数を超えても安心できない理由はここにあります。

試験は早く合格する方がいいのか

試験範囲は広がり、難易度も上がっているのに合格率は下がっていません。その理由は「教材が過去問をきちんと分析しているから」だといえます。もちろんこの分析能力そのものも上がっていっています。

このような状況を踏まえると、試験そのものを無理に早く合格する必要はないと言えます。試験範囲も難易度も上がっていますが、その分学習カリキュラムも洗練されているので合格にかかる労力は大きく変わらないからです。また、合格したあとに会計基準が変更になると勉強しなおさなければ最新の知識になりません。

早く合格する方が楽ということもないので「必要になってから取れば十分」です。しかし、必要になってすぐに合格できるものでもありません。必要になりそうだと思った時点で勉強を開始するのが理想的だと思います。

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