簿記実務検定で実務は身につくのか?

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経理に就職するためには実務経験がなければ厳しいと言われています。しかし、就職しなければ実務経験は得られないのであれば、いつまでたっても実務経験は得られないことになってしまいます。

簿記に関する資格の中に「簿記実務検定」というものがあります。この記事ではこの検定に合格することで実務経験に近いものが得られるのかについてお伝えします。

簿記実務検定はあくまでも検定試験

簿記の実務では大きく言うと下のようなことを行います。

  • 証憑(領収書などの取引の証拠、しょうひょうと読みます)などから仕訳を切る
  • 現金を管理する
  • 決算書類を作成する

これらのことが検定試験で試されるということはありません。あくまでも簿記実務検定は「検定試験」なのです。

簿記実務検定と日商簿記検定の違い

簿記実務検定と日商簿記検定の違いは主に以下の3点です。

  • 知名度(日商簿記検定の知名度は圧倒的)
  • 難易度(同じ級を比べた場合、日商簿記検定の方が圧倒的に難しい)
  • 試験の傾向(簿記実務検定では解答用紙が実務で使う様式になっている)

知名度は圧倒的に日商簿記検定のほうがあります。簿記実務検定は経理の人でも知らないことが多いです。知られていない資格はあまり意味がないと言えます。

同じ級の難易度を比べた場合、圧倒的に日商簿記検定の方が難しいです。日商簿記2級と簿記実務検定1級を比べても日商簿記2級の方が高いくらいです。難易度から考えても簿記実務検定はあまり評価されません。

試験の傾向についてですが、簿記実務検定では解答用紙が仕訳帳や総勘定元帳のような実務で使われる(使われていた)帳簿と同じようなものになっています。その点でやや実務に近いとは言えます。

しかし、上であげたような実務での実力が試されるわけではありません。

結論

簿記実務検定に合格しても簿記の実務ができるということにはなりません。知名度から見ても難易度から見ても日商簿記検定より評価されることはほとんどないので、簿記実務検定1級を取得するよりも日商簿記2級の合格を取得した方がはるかに価値があります

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