日商簿記3級の難易度とコストパフォーマンス

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「日商簿記3級は簡単」「1週間で受かる」などといったことが世間で言われています。しかし本当にそうなのでしょうか。

また、簿記検定は他にも「全経」「全商」などがありますが、それらと比較してどうなのでしょうか。難易度の割に評価される資格が他にあるかもしれないと思っている方もいるかもしれません。

本日はこういったことを踏まえながら日商簿記3級の難易度についてお伝えします。

日商簿記3級の他の簿記検定との難易度比較

簿記検定には「日商」以外にも「全経」「全商」があります。私自身が解いた経験を始め、色々な簿記経験者と情報交換したところ、次のような難易度順でほぼ確定しています。

  • 日商簿記3級は全経簿記2級より難しく、全経簿記1級より簡単
  • 日商簿記3級は全商簿記2級より難しく、全商簿記1級より簡単

不等号で表すとこのような感じになります。

全経簿記1級>全商簿記1級>日商簿記3級>全経簿記2級>全商簿記2級

この難易度順で今のところ異論は聞いたことがないので、全員にあてはまるとまではいいませんが、ほぼ正解だと感じています。

「日商簿記3級」「全経簿記1級」「全商簿記1級」の評価

全経簿記1級は日商簿記3級よりも難易度が高いのですが、社会的な評価は低めです。やはり「全経」そのものの知名度が低く、「簿記検定=日商」というくらい日商の知名度が高いからそうなっているのだと思います。

同様に、全商簿記1級も日商簿記3級より難易度が高いのですが、社会的な評価は低めです。「全商簿記」は商業高校の高校生簿記の勉強の進み具合を評価するためのものなので、社会人の能力評価としては見劣りします。

これらの理由から、「全経簿記1級」や「全商簿記1級」よりも「日商簿記3級」を目指す方が「難易度が低い割に評価が高い」ということになり、おすすめです。

日商簿記3級の難易度

検定試験の難易度を客観的に評価するのは難しいのですが、参考情報として次の4点をあげておきます。

  • 合格率:30%~50%程度
  • 合格基準:70%
  • 本試験時間:2時間
  • 受験回数:6月、11月、2月の年3回

合格率

簿記3級の合格率は平均的には30%~50%程度です。難しい回は30%はおろか20%を割り込むこともあります。ちなみに、同じ3級で最もなじみがある「英検3級」は50%を割り込むことはめったにありませんし、「漢検3級」も50%を割り込むことはほとんどありません。英検3級や漢検3級に比べると合格率はかなり低いです。

ちなみに、これらの合格率は「受験の申し込みをしたけれど実際に受験していない受験生」は含まれていません。本当の合格率はもっと低くなると考えられます。

合格基準

日商簿記3級は絶対評価の試験です。100点満点で70点以上取れば必ず合格できます。たとえ受験者全員のレベルが高く、全員が70点以上とった場合は全員が合格できるのです(ちなみに大学入試などの試験は合格できる人数が決まっている相対試験です。)。

ということは、回による難易度の違いはありますが、きちんと合格できる実力をつければ必ず合格できるということです。日商簿記3級の勉強を始める価値は十分あります。

本試験時間

本試験時間は2時間です。時間制限的には実力があれば全ての解答欄を埋めるのに1時間かからない分量になっています。時間的な意味では余裕があるといえるので、難易度は低いと言えます。

受験回数

日商簿記3級は年に3回受験するチャンスがあります。なので、仮に合格率50%の実力をつけている場合、1年以内に合格できる確率は87.5%になります(こういう勉強の仕方をお勧めしているわけではありません。)。受験機会が多ければ多いほど合格率は上がるので、そういった意味では合格を勝ち取りやすいと言えます。

日商簿記3級の難易度に関するまとめ

日商簿記3級は簿記の入門的な位置づけをされているので世間一般的には簡単だと思われています。しかし、これから始めるという入門的な級のわりには難しいので、油断すると足をすくわれます

ですが、きちんと合格できる実力をつければ必ず合格できる試験で、経理でも十分通用する資格なので履歴書にもきちんと書くことができます。そう考えると、日商簿記3級から勉強を始める価値は十分あります

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