日商簿記2級の合格率と合格するための方法について

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日商簿記2級の合格率は約30%なのですが、これにはどのような意味があるのでしょうか。合格率が試験の難易度そのものを表すわけではなく、あくまでも一つの要素に過ぎません。

本日は日商簿記2級の合格率から分かる情報と、勉強の仕方についてお伝えします。

日商簿記2級は絶対試験

日商簿記2級の合格率はおよそ30%ですが、この数字は絶対的なものではありません。「上位30%に入れば合格できる」ということではなく「日商簿記2級の合格レベル(70%得点)に達する人が結果的に受験者全体の約30%になる」ということです。

なので、回によっては10%以下まで下がることもありますし、50%近くまで上がることもあります。このように考えると、合格率30%というのはあくまでも目安です。

なので「日商簿記2級の受験生の中で上位30%に入る実力が合格ラインの『目安』である」と考えます。

合格率と難易度の関係

「合格率が低いと難しい」「合格率が高いと簡単」と考える人が多いのですが、そうとはいい切れません。

合格率とは「受験者全体に対する合格者の割合」です。なので「受験者全体の実力」が同じ場合は「合格率が高いほど簡単」「合格率が低いほど難しい」ということはいえます。

しかし、同じ合格率であっても「受験者全体の実力」が高ければ合格は難しくなりますし、逆に「受験者全体の実力」が低ければ合格は簡単になるとも言えるのです。

なので合格率を見るときには合格率だけを考えるのではなく、まずは日商簿記2級の受験生全体の状況を考える必要があります。

では、日商簿記2級の受験生はどれくらいの能力で、どれくらい勉強しているのでしょうか。

日商簿記2級の受験生の能力

簿記に生まれつきの才能は必要ないので、生まれつきの才能については深く考える必要はありません。

では、「後天的に身につけた簿記の理解」という意味での能力についてですが、日商簿記2級の場合、学習開始時の能力の最高レベルと最低レベルは次のようになります(日商簿記3級を受験せずに日商簿記2級の学習をする人もいますが、実力的に日商簿記3級で合格点が取れない状態で日商簿記2級に入るのは無謀なのでここでは例外として考慮していません。)。

  • 日商簿記3級を40分程度で満点取れる力(最高レベル)
  • 日商簿記3級に制限時間ギリギリで何とか70%得点できる力(最低レベル)

日商簿記2級の学習開始時点ではこの中のどこかに入っているはずです。

日商簿記2級は上位30%が合格することを考えると学習開始時点で上位30%に入っていることが重要だと言えます。日商簿記3級の合格者の中で上位30%に入るためにはおそらく90点台の前半は必要です(公表データではありません。あくまでも個人的な推測値です。)。

なのでスタートラインで合格ボーダーにいるためには「日商簿記3級で90点台をとれる力をつけて日商簿記2級の学習に入る」ことが大切だと言えます。

日商簿記2級の受験生の勉強量

では、日商簿記2級の受験生の勉強量はどのくらいでしょうか。これについては一言では言えませんが、世間で「勉強時間は200時間から300時間程度で合格できる」といったことが言われている以上、これに見合った勉強量だと考えられます(高い勉強量の受験生も一部いらっしゃると思いますが、少数派です。)。

このように考えると、日商簿記2級の受験生の平均的な人物像は「平均的な才能の日商簿記3級合格者が200時間から300時間くらい勉強している」と想定できます。

まとめ

これまでの内容を踏まえると、日商簿記2級という試験は「平均的な才能の日商簿記3級合格者が200時間から300時間くらい勉強していて、その中の上位30%の人が合格する」という状況だと言えます。

この上位30%に入る近道は「日商簿記3級に関して最低でも90点以上取る力をつけてから日商簿記2級の勉強に入ること」が大切です(あくまでも最低でもです。本当は「日商簿記3級の過去問を1時間以内に満点取れる力」をつけてから日商簿記2級の勉強に入ることをお勧めします。)。

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