日商簿記2級の合格に必要な勉強時間とその勉強時間で合格する方法

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日商簿記2級に合格するための勉強時間は200時間から300時間だと言われていますが、本当にそうなのでしょうか。また、その勉強時間で合格するためにはどのような勉強をすればいいのでしょうか。

本日は日商簿記2級の勉強時間と、その勉強時間で合格するための方法についてお伝えします。

日商簿記2級の勉強方法

日商簿記2級の勉強方法には大きくは次の2つに分けられます。

  • 日商簿記2級にさえ合格すればいいと考えて勉強する場合
  • 日商簿記1級の合格を見すえて日商簿記2級の合格を勉強する場合

日商簿記2級にさえ合格すればいいと考えて勉強する場合

この勉強方法の場合、最短で70点取るための勉強を行うことになります。この勉強方法は次のような致命的な欠点があるため、全くお勧めできません

  • 日商簿記2級の勉強したことが頭に何も残らない
  • 日商簿記1級の合格を目指したくなったときには最初から勉強をやり直さなければならない

日商簿記2級の勉強したことが頭に何も残らない

この勉強方法は試験の傾向や出題パターンだけを頭に入れて「このように問われたらこのように答える」という型だけを頭に入れていく方法です。なので、簿記についての理解は当然身につきません。

また、もし不合格になってしまった場合、2回目にも同じ勉強をする必要があります。なので、2回受験することになってしまった場合、余計に多くの時間が必要になってしまう結果になります。

日商簿記1級の合格を目指したくなったときには最初から勉強をやり直さなければならない

日商簿記2級の合格を目指す場合にはこの方法でもいいと言えますが、将来的に日商簿記1級以上に合格したくなったときには、また最初から勉強しなおさなければなりません。

こういった致命的な欠点があるので、どうしても短時間で合格だけはしなければならない特殊な事情がある人だけこの方法で勉強するようにしてください。

日商簿記2級にさえ合格すればいいと考えた勉強方法と勉強時間

日商簿記2級にさえ合格すればいいという勉強方法は「過去問」をいきなり解き始めるという方法です。

当然最初は正解できませんが、日商簿記2級の試験は出題のされ方は決まっているので、「このように問われたらこのように答える」というパターンを頭に詰め込んでいくことで合格点には達することができます。

その場合、過去問10年分を4回解く事になる(最初の1回は覚える形になります)ので、(1回の解答時間2時間×10回分×4回繰り返し=)80時間の勉強時間が必要になります。

1回目は2時間使って問題を解くのではなく、2時間使って「このように問われたらこのように答える」というパターンを頭に入れていく形になります(詳しい過去問の使い方は日商簿記2級おすすめの過去問題集と合格するための使い方を参照してください)。

このような形で合格点を取りにいくことになります。ただ、2015年頃から簿記2級は過去問練習だけで合格するのは非常に難しくなっています。このやり方をしっかりやりきっても合格の確率は低いということも知っておいてください。

日商簿記1級の合格を見据えて日商簿記2級の合格を勉強する場合

長い目で見て、この勉強スタイルの方が圧倒的にお勧めです。時間は多少かかりますが、日商簿記1級以上を目指すのであればこの勉強方法が必須ですし、そうでない場合でも得るものが大きい勉強方法です。この場合は日商簿記2級は満点を狙っていくことになります。

日商簿記2級を見据えた勉強方法と勉強時間

日商簿記2級を見据えて日商簿記3級の勉強をしていく場合、テキストで理解し、問題集で問題を解いて、最終的に過去問で仕上げるスタイルになります。つまり次の3つの勉強をすることになります。

  • テキストによるインプット
  • 問題集によるアウトプット
  • 過去問によるチューニング

それぞれの勉強時間について【簿記革命2級】を例にお伝えします。

テキストでのインプット

日本人の読書スピードは1分間に500文字だと言われています。【簿記革命3級】のテキスト量は約35万字なので、テキストを読み終えるまでにかかる時間は約700分、つまり11時間40分です。

【簿記革命2級】は難解な部分はほとんどなく、読むのに時間がかかったり、何度も読まなければならない部分はほとんどありません。

テキストは1度理解したら、後は問題を解いていて分からなかった場合にときどき戻ってくるくらいなので、テキストにかかる時間は11時間40分に少し余裕を見て12時間程度だと想定できます。

問題集でのアウトプット

簿記の勉強は問題練習が何より重要です。【簿記革命2級】の解答時間が1,200分=20時間です。この解答時間は「日商簿記2級を時間内に完答するスピードでの解答時間」で設定しているので、最初はこれより長い時間がかかると思います。

また、「採点する時間」「間違えてしまった場合は確認する時間」も必要なので、2倍で40時間とみなします(自信を持って完全解答できた場合は解説を見る必要はありません。)。

簿記革命では問題は最低3回繰り返すようにご指導させていただいています。なので、これを3回繰り返して120時間です。

回数を重ねるごとにかかる時間は減っていきますが、1回目に長い時間がかかる場合もあるので、全体的に見て120時間は妥当なところだと思います。

過去問での目標確認とチューニング

日商簿記2級の試験時間は1回分で2時間です。簿記革命では過去10回分を最低3回解くよう指導させていただいています。よって過去問に関する勉強時間は(2時間×10回分×3回繰り返し=)60時間です。

採点の時間・解説を読む時間は特に設定していませんが、これらの時間がかかるのは基本的に1回目だけなので、各回に1時間かけるとして20時間見ておけば十分だと思います。

このような形で日商簿記3級に満点で合格し、日商簿記2級もスムーズに理解できる土台が出来上がります。

まとめ

日商簿記2級に合格するためには次のように勉強時間を使うことになります。

  • テキストでのインプット:12時間
  • 問題集でのアウトプット:120時間
  • 過去問での目標確認とチューニング:80時間

ここまでで212時間です。かなり長めに時間を見積もっているので、実際はこれよりもかなり短くなると思います。これが「日商簿記2級に満点で合格し、日商簿記1級もスムーズに理解できる土台を作る勉強時間」の配分です。

ここで意識していただきたいのは「インプットに比べて圧倒的にアウトプットの時間が長い」ということです。簿記はアウトプットが非常に重要なので、これくらいアウトプットに時間をかけなければなりません。

アウトプットの時間は減らせないので、もしインプットにもっと多くの時間をかけるのであれば、212時間では足りなくなります。「インプットはできるだけ短時間に抑えて理解し、アウトプットに勉強時間の多くを費やす意識」が大切だと言えます。

これが【簿記革命2級】での勉強時間とその方法です。簿記革命以外の教材で勉強されている方は、ご自身の勉強方法と比較してみるといいと思います。

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