日商簿記2級における2017年4月からの試験範囲の変更(連結会計)について

Pocket

こんにちは、簿記合格請負人の平野です。来年4月(2017年4月)から試験範囲がさらに変更になります。この変更の中での最も大きなものは「連結会計」です。この記事では連結会計についての出題とその対策についてお伝えします。

変更の一番の目玉は「連結会計」

2017年4月(第146回)での一番の変更の目玉は「連結会計」です。連結会計は簿記1級の中でも質・量ともに圧倒的で、簿記1級受験生にとっても難関論点です。

もちろん簿記2級で出題される場合は難易度は下がるのは確実なので、簿記1級受験生と同等の負担があるということはないのですが、それでもかなりの負担がかかってきます。

確実に連結会計が出題されるというわけではないのですが、第146回での合格を考えるためには連結会計は避けて通れません。

連結会計の出題形式(予想)

連結会計が仮に出題されたとした場合、予想される出題形式は次の3パターンです。

  1. 第1問での「仕訳問題」
  2. 第2問での「連結会計の理解を必要とする金額計算問題」
  3. 第3問での「総合問題」

これらの出題形式で出題された場合の対策について考えてみましょう。

第1問での「仕訳問題」での出題

最も対策しやすいのがこのパターンです。連結会計での代表的な仕訳をしっかりと身につけておけば解答はそれほど難しくないと言えます。

もともと難易度が高い連結会計を簿記2級で出題するのであれば、相当に答えやすくする配慮が必要です。そう考えると第1問での仕訳問題での出題の可能性もそれなりにあります。

ただ、連結会計は「仕訳の流れ」というものがあり、「仕訳の順序」も大切です。その仕訳の流れのうちの一部分だけを仕訳問題として出題することについての違和感も残ります。

第2問での「連結会計の理解を必要とする金額計算問題」での出題

難易度の調整もしやすく、またどれだけ配点を与えるのかも調整しやすい出題形式が第2問での出題です。ただ、問題のパターンがあまりに多く考えられるため、具体的な出題形式は全く読めません。

また、この出題形式で得点するための特別な勉強があるわけではなく、簿記の理解をしっかりと身につけることでしか得点力は上がってこない出題形式でもあります。

私は第2問での出題が最も可能性が高いと考えています。

第3問での「総合問題」での出題

第3問の総合問題で連結会計が出題される可能性もあります。言ってみれば、今まで本支店会計で出題されていたのが連結会計に置き換わる形です。

連結会計が総合問題で出題された場合、きちんと総合問題の練習を行って試験に臨まないと得点はほぼ期待できません。部分的に得点するのもかなり難しいと考えられます。

最も対策が大変な出題形式だと言えます。

ただ、難易度が高くなりすぎて合格率が著しく低下するのを避けるのであれば、この出題は見送られると考えています。

連結会計の具体的対策

連結会計に対する具体的な対策としては、次の2つが考えられます。

  1. とりあえず連結会計で出てくる代表的な仕訳を身につける
  2. 総合問題を最初から見据えて連結会計の流れをしっかりと身につける

簿記2級までを目指すのであれば、「1の対策をとっておき、第2問や第3問で連結会計が出題されたら仕方ないと割り切る」という姿勢もありかもしれません。

ですが、商工会議所が連結会計を予想以上に重視した出題をしてくる場合、いつまでたっても合格できないということになりかねません。

たとえ簿記2級が最終目標であったとしても2の形でしっかりと連結会計を身につけておくことがお勧めです。もちろん簿記1級以上を目指している場合は2の形で勉強することが必須です(でないと簿記1級に入って1から勉強をし直すことになります)。

ちなみに、【簿記革命】は簿記1級に合格することを最優先としているので、【簿記革命2級】では2の形で連結会計に取り組んでいます。

このページを読まれた方にお勧めの記事はこちら

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*

ページトップへ