日商簿記2級145回第3問~過去に出題された難問~について

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こんにちは、簿記合格請負人の平野です。簿記1級の合格には簿記2級までを完璧にしておくことが重要で、簿記2級までが完璧かどうかは簿記2級の過去問と解いて判断するよう色々なところでお伝えしています。

そのとき「簿記2級の過去問を90分以内に95点以上得点する」という基準を満たせれば簿記2級までは完璧だと判断できます。

一般的には「簿記2級の過去問を90分以内に95点以上得点する」という基準で構わないのですが、簿記2級ではときどきかなりの難問が出題されます。そういった難問まで同じ基準で判断するのは無理があります。

そこで、この記事では過去の簿記2級の難問「日商簿記2級145回第3問」についての判断基準と考え方についてお伝えします。

※ややネタばれがありますので「日商簿記2級145回第3問」を全く前提知識なしで解きたい方はこの記事は読まない方がいいと思います。

日商簿記2級145回第3問

「日商簿記2級145回第3問」は非常に難問です。「商品の販売基準を満たさなかった場合の処理」や「受取利息の純額処理の修正」のような取引に対する深い理解が必要な問題に加え「200%定率法」という珍しい処理も出題されています。

それだけでも難しいのに、最後に「未払法人税等」と「繰越利益剰余金」を求める問題が満点をほぼ不可能にしています(「未払法人税等」と「繰越利益剰余金」の金額はこれら以外の全ての会計処理が正確にできていないと正解できません)。

「日商簿記2級145回第3問」は出題範囲はほぼ簿記2級ですが、問題の作りとしては税理士試験簿記論を思わせるレベルです。

「日商簿記2級145回第3問」を「ほぼ満点とれなければ簿記2級が完璧とはいえない」としてしまうと、ほとんどの受験生は簿記1級の勉強に入れないことになってしまいます。

日商簿記2級145回第3問における判断基準

日商簿記2級145回第3問については半分(10点)取れれば簿記2級の内容は完璧に身についていると考えて構いません。

「未払法人税等」と「繰越利益剰余金」の2ヶ所(4点)はほとんどの簿記2級受験生は失点しているはずです(恥ずかしながら、私も最初に解いたときは失点しました。簿記2級の過去問を解いてケアレスミス以外の失点は簿記2級合格後、初めてです)。

また「前払費用」も意外にも勘定が大きく動くので正解は難しいです。もし、「未払法人税等」「繰越利益剰余金」「前払費用」3ヶ所の失点だけで14点取れた方は自信を持ってください。簿記2級の実力は十分完璧です。

これら以外に2ヶ所間違えて半分の10点になるのですが、それでも簿記1級に挑戦するには十分な実力があります。これだけ難しい問題だと普段はしないようなミスが誘発されることがあるからです。

「日商簿記2級145回第3問」は簿記2級では考えられないほどの難問なので、10点取れれば十分だと考えてください(145回全体では90分以内に85点取れればOKです)。

ちなみに、第145回は第3問以外の問題は易しいので、第3問で大きく失点してしまっても合格自体は十分可能です。とはいえ、「日商簿記2級145回第3問」は難易度上げすぎだと個人的には感じます。

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